突然ですが皆さん、以下の状況を想像してみてください。
昇格ラインぎりぎりで迎えたシリーズ最終戦。
気合入れまくりで臨んだ当日、なんとレース中の転倒によるケガでリタイヤ。
昇格を逃した上に、運悪く骨折。
激痛に耐えながら、職場に電話しなければならない絶望的な状況……。
では、質問です。
皆さんは、ケガに対する「め・い・か・く・な」対策をしているでしょうか?
こんな感じではないでしょうか?
ハッキリ言います。
あなたの今の状態は、ケガと隣り合わせです!!
あなたがもし「マシンセッティング」にこだわっていないとしたら、乗る前からケガしやすい状況はきまっています。
ですがここで朗報です。
ケガしやすい状況は、「か・ん・た・ん」に改善することができます!!
「ケガしにくい=転倒しにくい」マシンセッティングを知り、実践するだけです。
マシンセッティングとは、サス・ハンドル・タイヤセッティングの3つで、どれも外せない重要な要素となります。
わたしは「仕事に穴を開けられない」「ケガせず絶対に速くなりたい」と思っていたので、めちゃくちゃマシンセッティングにこだわり、探求しました。
その結果、以下のような実績を残すことができました。
- 2020年COMP-Bシリーズチャンピオン獲得
- 3年連続COMP-Aシングルゼッケン獲得
- 大けがなくレース活動を5年間継続
そんなわたしが、ケガを防いで速くなるマシンセッティングについて、超絶詳しく解説していきます!
この記事は、以下のような「社会人ライダー」に参考になります。
- ケガをして機会損失したくない人
- ケガの確率を極限まで減らしたい人
- ケガを防ぐ方法を知りたい人
ケガは機会損失をまねく大敵

ケガがまねく最悪な状況として考えられるのは、以下のとおりです。
- ケガにより成長速度が鈍化する
- ケガによってさまざまな機会損失をまねく
ケガしないというのは、われわれ社会人ライダーにとって最重要ポイントです。
ケガをして何ひとつ、いいことはありません。
成長するにはケガをしないことが必須
このように思う方もいるかもしれません。
違う違う違う……
ケガによる損失は、こんなもんではありません!!
もしケガをせずにそのままバイクに乗れていた結果、自分のライディングが根底から変わるような大発見をしたとしたらどうでしょう?
ライディングが劇的に進化して急成長し、成績が大幅にアップするような革命が起きる可能性があります。
人間が成長するときは、以下の図のように急激に成長するものです。

現在のあなたが、成長曲線のあと一歩で急激に成長する段階、図の丸部分にいるとしたらどうでしょう?
急成長の一歩手前で、ケガしてしまったとしたら?
本来起きるはずだった急成長を逃し、もとの状態に戻すのに大幅な時間をロスする可能性があります。
昇格を逃す可能性あり?ケガによる機会損失
ケガによって逃すのは、成長機会だけではありません。
以下のような機会損失をまねく可能性があります。
- シーズンランキングを棒に振る
- ライディングスクールや練習会に参加できない
- 社会的信用をなくし昇進を逃す
皆さんに具体的に思い浮かべてもらいたのが、「シリーズランキングを棒に振る」です。
この記事の冒頭で想像してもらった、「最終戦でケガをしてリタイヤし、昇格を逃す」という最悪なシチュエーション。
あなたは立ち直れますか?
そのまま昇格できていたら、こうでしょう。
しかし、ケガで昇格できなかったらオフシーズンはこうなります……
この2パターンの成長スピードの差は、カンタンに想像できますよね。
他にもトップライダーのライディングスクールや練習会に参加する機会を失い、仕事に穴をあけて社会的信用を失う可能性だってあります。
ケガを防ぐには、ケガしやすいタイミングを知っておく必要があります。
前もってタイミング認識しておくことで、ケガの確率を下げることが可能です。
ケガしやすいタイミングに関しては、以下の記事で詳しく解説しています▼
»【初・中級者必見】ケガしやすい!?5つのタイミングを考察
プロテクター完全装備だけではダメな理由

ここまで読んで、こう思っている方はいないでしょうか?
もちろんプロテクターを装備することで、転倒によるケガを防ぐことができます。
ですが、これはいわゆる「転倒後のケガのみ」です。
わたしがここで伝えたい最大のポイントは「転倒してもケガしにくい」のではなく、「そもそも転倒しなければケガをしない」という内容。
転倒を防いで、前もってケガを防ぐ。
その転倒する確率を大幅に下げられるのが、マシンセッティングです。
プロテクター装備は転倒後の対策であるのに対し、マシンセッティングは転倒を未然に防ぐ対策となります。
基本的なケガ防止策については以下の記事で解説しているので、合わせて読むと理解が深まります▼
»【初中級者必見】オフロードバイクのケガ防止策「3選」を徹底解説
攻めの防御策|マシンセッティングの重要性

と疑問に思うかもしれません。
上級者以上のライダーが初・中級ライダーよりも転倒が少ないのは「乗りやすく転びにくいセッティング」に仕上げているからです。
以下の経験はないでしょうか?
- 何もないところで、急にフロントがとられて激しく転倒
- ちょっとした石で弾かれて、フロントが明後日の方向に
- ギャップでリアが暴れて、気づいたら地面に
- 急な下りで怖くなってフロントロックして前転
上記の経験はもしかしたらあなたが原因ではなく、マシンセッティングが原因の可能性があります。
逆を言えば、適切なマシンセッティングができれば転倒しにくくなり、同じ技量でも成績が大幅にアップするかもしれません!
ケガを防いで速くなる3つのマシンセッティング

この記事で一番伝えたいのは、マシンセッティングの重要性です。
わたしは師匠のお陰で、マシンセッティングの重要性について早い段階で気が付くことができました。
マシンセッティングに徹底的にこだわった結果、以下のような実績を出すことができました!
- 2020年COMP-Bシリーズチャンピオン
- 3年連続COMP-Aシングルゼッケン獲得
- 本気のレース活動を5年間継続
わたしがこだわり、皆さんに絶対に見直してほしいセッティングは、以下の3つです。
- サスセッティング
- ハンドルセッティング
- タイヤセッティング
3つの要素について、「なぜ重要なのか?」「どうすればいいのか?」それぞれ詳しく解説をしていきます。
適正なサスセッティングで成績アップ
自分の実力にあった「適正なサスセッティング」を出すことができるようになれば、今と同じ実力だとしても成績アップの可能性が急上昇します。
自分に合ったサスセッティングを出せるようになると、以下のメリットがあります。
- 荒れている箇所でも転びにくく、安定する
- 体の無駄な力みが取れて疲れにくくなる
- 恐怖感がうすれ、アクセル開度が上がる
- 安定して走行できるため、平均速度が上がる
さらに転倒しづらくなることで、ケガによる「戦線離脱」がなくなり成長し続けることが可能となります。
逆に自分にとって合っていないサスセッティングをすると、以下のデメリットがあります。
- 車体が弾かれやすく、転倒しやすい
- 車体が安定せず、アクセル開度が下がる
- 怖くてアクセル開けられず、平均スピードが下がる
他にも、合っていないサスセッティングが起因となり、何もない箇所で急に転倒する「謎の転倒」を引き起こす可能性があります。
サスセッティングの考え方から具体的なセッティング方法は、以下の記事で詳しく解説しています▼
サスセッティングの違いが分かるメリット
さらにサスセッティングの違いが分かるようになると、以下のメリットがあります。
- レベルに合ったセッティングが出せるようになる
- サスセッティングを外しにくくなる
- 車体を変更しても対応できるようになる
適正なサスセッティングは、自分のレベルが上がるにつれ変化するため、自分に合わせていく必要があります。
サスセッティングの違いが分かるようになると、自分のレベルに合ったセッティングが出せるようになり、車体を乗り換えても応用が利きます。
結果的に、楽に速く走れたり、ケガしにくかったり、他の車両のセッティングが出せるようになったりと、メリットが盛りだくさんです。
サスセッティングの違いが分かるようになる練習方法は、以下の記事で詳しく解説しています▼
»オフロードバイクのサスセッティング|違いがわかるライダーになる練習法3選
サスを自分のレベルに合わすリバルビング
ノーマルをセッティングで自分に合わす以外にも、リバルビングを行ってサス自体を自分のレベルに合わす方法があります。
わたしはCOMP-RからCOMP-Aシングルゼッケンになるまでの期間、リバルビングしたサスペンションを使っていました。
リバルビングをするメリットは、以下のとおりです。
- 自分のレベルに合ったサスペンションになる
- サスセッティングに関する疑問を解決できる
- ショップのサポート(付帯サービス)を受けられる
※わたしがRG3ジャパンで体験した内容です
リバルビング高額なチューニングではありますが、大衆向けにセッティングされたノーマルサスよりも、自分に合ったサスセッティングを出しやすくなります。
わたしもリバルビングを通して、さまざまな知識を身に着け、自分でサスセッティングを出せるようになりました。
サスペンションのリバルビングに関しては、以下の記事で詳しく解説しています▼
»【実体験】オフロードバイクのリバルビング|メリット・デメリットを徹底解説
ハンドルセッティングで自然とトラクションUP
ハンドルセッティングはフロントタイヤへのトラクションに直結する、重要な要素です。
自分にとって最適なハンドルセッティングをすることで、ハンドルから入力した力が「ロスなく」サスペンションに伝わるようになります。
結果としてサスペンションが「本来の性能」を発揮してくれるため、転倒しにくくなります。
逆にハンドルのセッティングをミスってしまうと、自分は「100」の入力をしてるのに「70」や「60」までロスしてしまい、結果的に「適切な入力ができない」状況となってしまいます。
しかも厄介なのが「自然と適切な入力ができない」という、無意識下でライディングを妨げている状況を作り出します。
ハンドルセッティングによる「自然とかかる」フロントタイヤのトラクションの恩恵は、初級者や中級者ほど受けるべきです。
ハンドルセッティングの具体的な方法は、以下の記事で詳しく解説しています▼
※大幅値下げしました!
普段から意識すべきタイヤセッティング
いくらサス・ハンドルセッティングがバッチリ決まっていても、タイヤセッティングが適当だったらすべてがパーになります。
タイヤセッティングは、以下の2つの要素で決まります。
- タイヤの銘柄・種類
- タイヤの空気圧(ムースの種類など)
普段の練習から出場予定のレースに合わせたタイヤ選択をし、自分にとって最適な空気圧を見つけておくことが重要です。
練習で意識すべきポイントは、以下の3つです。
- 次戦の会場に合わせた空気圧に設定
- 次戦で使う予定のタイヤで練習する
- タイヤの角に注意
タイヤセッティングの詳細に関しては、以下の記事で詳しく解説しています▼
»これで安心!レース当日に迷わないタイヤセッティングを徹底解説
まとめ
今回はケガを防いで速くなるマシンセッティングについて詳しく解説しました。
自分に合った適切なマシンセッティングをすることで、転倒によるケガを防ぎ、ランディングが安定して成績アップにつながる可能性があります。
マシンセッティングとして、以下の3つの内容を解説しました。
- 適正なサスセッティングで成績アップ
- ハンドルセッティングで自然とトラクションUP
- 普段から意識すべきタイヤセッティング
ぜひ記事の内容を実践し、「ケガを防いで速くなる」を実現してください!
以下の記事は、それぞれさらに深ボリして解説しているため、合わせて読むのがおすすめです▼











