くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com)です。
私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。
え!?!?そんなエグイ人いるの!?!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ
前回は私が迎えた「引退の危機」について書きました。
今回はその続編です。
と言いたいところですが…
同じく今回も失敗談になります(笑)。
「家庭」と「レース活動」の両立を志した私は、
と気合を入れまくりました。
何事も一生懸命やり過ぎてしまう私は、その後違う角度からまた失敗をしてしまいます。
夫が「家事・育児」に全く協力的でない。
これは「あるある」であり、世間ではよく聞く話だと思います。
しかし、
「家事・育児を頑張り過ぎて迷惑がられる」
という話は、ほとんど聞かないのではないでしょうか?
今回はそんな「レアな失敗」をしてしまった私の残念な過去を共有したいと思います。
「やり過ぎて」と言いつつも、ワンオペ家事・育児をこなしているワーキングママの足元にも及びませんが…。
家事・育児を主体的に
心を入れ替えたカコの私は、「頼まれてからやる家事・育児」ではなく、「自分で考えて自ら行動する家事・育児」へと考えをシフトしました。
現代では、男性もしっかり家事・育児をやるコトが「当たり前」となってきている時代です。
6歳未満の子供を持つ世帯の夫と妻の家事関連時間(2021年)
6歳未満の子供を持つ夫婦と子供の世帯について、夫と妻の1日当たりの家事関連時
間をみると夫は、夫は1時間 54 分、妻は7時間 28 分となっており、2016 年と比べると夫は 31 分の増加、妻は6分の減少となっています。夫婦の差は、縮小したものの、いまだ一定の差があることが分かります。総務省統計局 Today No.190より引用
この調査対象の「妻」は、ほとんど「パートタイム」だと思うので、フルタイム共働きである我が家はこれ以上、「夫」が家事関連時間を増やす必要がありました。
仕事と同じスタンスで取り組む
まず「行動計画」を立てました。
家でやるべき家事を自分なりに全てリストアップし、不明な部分はヨメに聞いて教えてもらいました。
元々一人暮らしが長かったので、家事は料理含めて(簡単なモノ)一通りできる状態ではあったので話は早いです(笑)。
私の場合、残業は基本的無しですが勤務時間がバラバラで、午後4時や5時半に終わる日もあれば、10時に終わる日もあります。
それに合わせて自分が出来る「家事・育児」をスケジュールとして入れ込みました。
次に無意識に時間を浪費してしまっている項目を確認。
これにより、家でダラダラ携帯をみたり、スマホゲームに夢中になったりする時間をほとんどカットしました(アプリも削除)。
当初の自分の中の合言葉は、
全てはバイクのため。
家事・育児はどんだけ疲れていても誰かがやらないと終わらないので、コレはレース活動と両立させる上で、強いモチベーションとなりました。
と聞こえてくるので付け加えると、もはや家事・育児を主体的にやるコト自体が習慣化されてしまったので、乗れない時期、乗らない時期もしっかり同じように取り組みました。
平日のタイムスケジュール
では実際に何をしていたのかタイムスケジュールを見てみます。
6:00 起床&トイレ掃除
6:15 朝食(同時に前日の食器片づけ、自分の弁当準備)
※曜日によってゴミ出し、洗濯物予約など
6:45 出発
7:15~16:15 仕事
16:30 スーパー買い出し
17:30 娘のお迎え
18:00 帰宅:風呂掃除&夕飯作り開始
※夕飯作り終わってヨメが帰宅しない場合、そのまま部屋の掃除、洗濯物を干すor畳む、娘の翌日の登園準備なども行う。
20:00以降 風呂(私が娘を洗い一緒に出て体をふいてあげる)
21:30以降 娘就寝(寝かしつけはヨメ)
詳細は書ききれないのでかなり「ざっくり」とはなりますが、このスケジュールを週2~3回くらいでこなしていました。
上記で書いたように私の勤務時間がバラバラなので、その勤務に合わせて出来る家事・育児を考えられる限り詰め込んでました。
最初は夕飯を作る度にスーパーに買い出しに行ってましたが、途中から数回分の献立を考えて一気に購入するようになりました。
私の場合はそれほど忙しい職場ではないため、家に帰ってからの方が忙しく動き回ります。
ヨメの職場がかなりハードモードでヘトヘトで帰ってくるので、「なるべく楽をさせてあげよう!」という気持ちで精力的に頑張ってました。
ゴミ捨て(燃えるゴミ)
では、男性が頼まれがちであるゴミ捨てを例に、私にとっての「普通」、ゴミ捨てに関連してやっていることを書いてみたいと思います。
- 前日に家じゅうのゴミ箱から捨てるゴミをかき集めてくる
- それぞれのゴミ箱に「袋」を使用している場合は、袋の交換
- 燃えるゴミの袋(有料)の在庫をチェック
- 排水溝ネットの交換(数回に1回、排水溝ハイター消毒)
- 新品の排水溝ネットに洗剤つけてシンクの掃除
- 風呂場の排水溝のゴミ捨て&掃除
- 洗面台の排水溝のゴミ捨て&掃除
- 掃除機の中のゴミ捨て(数回に1回)
- 小さめの段ボール、厚紙使用の箱は切り刻んで捨てる
- 朝食で出たゴミを入れる
- 最後に車の中のゴミを入れ、袋を縛る
やっている人にとっては「そうそう」で終わる内容だと思います。
「え!?こんなにやるコトあるの!?」と思った方は、それをしっかりやってくれている奥さんor彼女にしっかり感謝してくださいね!
ゴミ出しで一番楽なのは「縛ってあるゴミ袋を捨てに行く」ことです。
極論で言うと「置くだけ」ですからね…。
しかし、「置くだけ」でも何もやならいよりは断然マシです。
朝にこの量をこなすことはもちろんできないので、10と11のみ当日で、他は前日に全て終わらせます。
ヨメ夜勤開始
そして、私の頑張りが認められて?ヨメが夜勤を始めました。
それにより、夕方のお迎え~翌朝に保育園に送り出すまで完全なワンオペとなります。
もちろん最初はかなーーーり大変でした…。
泣きながらコレを無限ループです。
初日はヨメの休憩時間(夜10:00以降)に電話してムスメと話してもらいました。
しかし30分以上経っても終わる気配がないため、「もう寝る時間だからおしまいだよ!」と電話を替わってもらい、強制終了。
もちろん泣いてスネてしまいましたが、気が付いたら寝ていました。
そんな様子が3回程続きましたが、コチラも色々対策を練りました。
泡ぶろ作戦
昔自分が小さい時にやった「泡ぶろ」をやってみてはどうか?と思いつき、実行しました。
ちなみに、オモチャ入りの入浴剤は日常的にハマっていた時期があったので、効果ナシでした(笑)。
この頃、3歳になっていてある程度の意思疎通が可能だったので助かりました。
ヨメが夜勤の日に、一緒にドラックストアに買いに行って実行しました。
と大はしゃぎしてました。
実家に遊びに行く作戦
私の実家ではネコを2匹かっているので、
と前もって伝えておき、当日を迎えます。
この「下準備」のお陰で、お迎えにいっても遊具で遊び始めることなくスムーズに帰ることが可能となります。
スケジュールを予定通りこなすには、コレがメチャクチャ大切です!!
そしてネコ遊んだ後は、実家にある昔私が遊んでいたオモチャで一通り遊び、夕飯を食べて帰るという流れ。
我が家は「自分たちのコトはなるべく自分たちで」というスタイルですが、両親にはたまーーーに甘えさせてもらってます。
休日のワンオペが可能に
そして「ヨメの夜勤」という壁を乗り越えたお陰で、休日に丸一日ムスメと2人で遠出するというコトができるようになりました。
それにより、日曜日にヨメが出勤する機会が増えてしまいましたが…(笑)
という会話が自然となりました。
また、風邪を引き熱出したときはお互いに協力し合い、休みを取ったり遅刻したりしながら乗り越える体制がデキるようになり、家事も育児も本当の意味で2馬力となりました。
練習もしっかり継続
上記をこなしつつ、練習時間もしっかり確保しました。
平均月に10回前後、週2~3回くらいのペースです。
そして、ついについについに。
以前は絶対言われなかったであろうセリフ。
これを言われたときはかなり驚きました。
外見では平静を装っていましたが、内心はチョーー驚き!
とはいいつつも練習は基本的に午前中だけにして、午後は出かけたり買い物しに行ったりして過ごしました。
たまーーーに丸一日練習させてもらう程度だったと思います。
頑張り過ぎた弊害
しかし、段々とヨメの様子がオカシクなっていきます。
主体的に家事・育児をするようになって3年目に突入しており、私のレベルもかなり上がっていた頃でした。
コチラとしては、家事・育児も頑張っているし、気を使って練習の日程を組んでいるので全く心当たりがありません…。
違和感
何となく口数が減っていき、段々とヨメが家事をしなくなっていきました。
と判断した自分が間違っていました(笑)。
その後も状況は一向に改善されるどころか更に悪化…。
事態は悪い方に進んでいきます。
ヨメからの思いがけない言葉
そして、ついにヨメが口を開きました。
あまりに衝撃的過ぎて、返す言葉が見つかりませんでした…。
家を上手く回すために必死に頑張ってきたのに、思いもしない角度から思いもよらない言葉が出てきて、相当ヘコみました。
何なら、家事・育児を積極的に行った上でレース活動が出来ていたので、「上手く両立デキている」と自信がついていた頃でした。
にも関わらずです。
確かに、朝が弱いヨメが起きて「ぐーたら」しようとしてる時に掃除機をかけたり、時間を有効活用しようとスキマ時間にもできる家事を詰め込んでいました。
年単位で続けてきたことなので、自分の中でもはや「当たり前」化してしまっていました。
しかし、今だから分かる理由。
ヨメのフォローが足りなかった。
これに尽きます。
「家事・育児さえ頑張ってこなせば良い」という浅はかな思考から一人で突っ走ってしまい、大きくコケてしまいました…。
本気でレース活動していなければ、前回のような「家事を全くしない」という状況に恐らく陥りませんでしたが、逆にココまで家事・育児に全力で「コミット」することはなかったんじゃないかと思います。
レース活動に本腰入れて取り組み始めて6年目。
お陰様でバイクだけでなく、夫としても、父親としてもかなり成長するコトができました。
おわりに
今回は家事・育児を頑張り過ぎた結果というコトで、私の失敗第2弾を書きました。
何事にもバランスが大切。
この言葉がまさか家事・育児にも当てはまってしまうとは思いませんでした(笑)。
私的に今思うコトとしては、「仕事」も「家事・育児」も変わらないというコトです。
仕事は「段取り」・「効率」・「要領の良さ」が大切であるように、家事・育児にも全く同じコトが当てはまります。
仕事をバリバリこなして活躍されている男性の方は、家でも同じスタンスで動けば活躍できること間違いなしです!
家で仕事みたいに「役職について指示する」というコトは出来ませんが…
逆に最初は「指示される側」ですね(笑)
私はやり過ぎてマイナスに振れてしましましたが(笑)、家庭にとっては間違いなくプラスに働くので、是非チャレンジしてみてください!
この内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。