くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com)です。
私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。
え!?!?そんなエグイ人いるの!?!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ
JNCCやWEXのレースに参加されたことのある皆さんは、COMPクラスに対してどのようなイメージを持ってますか?
このような感じではないでしょうか?
昔の自分は、周りの人に「コンプに出なよ!」と言われるタイミングが多かったので、
とよく思っていました。
しかしFUNクラスからCOMPクラスに転向して実際にレースに出てみて、「COMPクラスの方が良いじゃん!」と思う場面が自分的には数多くありました。
そこで今回は、かれこれWEXやJNCCに参加し始めて早10年弱、真剣にフル参戦し始めて6年目になるわたくしが、COMPクラスの魅力を語っていきたいと思います!
この記事は以下の方に参考になります。
JNCC COMPクラスの魅力
ではJNCC FUNクラスからCOMPクラスに転向してみて、「コレは良かった!」と思う内容を紹介します。
以下の3つです!
コースレイアウトにエンデューロ的な要素が多い
近年のJNCCの傾向として、コースレイアウト的にどんどんハイスピード化しています。
それに伴いコース難易度がCOMPクラスより簡単なFUNクラスは、どーしても「スピードレース」になってしまう現状で、スピードが無い限り上位に食い込むことが難しくなってきています。
一方COMPクラスはコースにもよりますが、エンデューロ的な要素であるヒルクライム、ガレ場、急なダウンヒルなどといった「難所」が加わるため、サスセッティングもしっかり合わせる必要があり、ただスピードがあるだけでは通用しないコースレイアウトとなります。
なので、スピードがさほどないライダーでも、難所をノーミスで通過して淡々と周回を重ねるコトで上位に食い込むことがデキる可能性があります。
実際にCOMPクラスに転向してコースを走ってみて当時の私が思ったことは、
私の場合、林道ライダー出身でガレ場が昔から得意だったこともあり、初戦となった爺ヶ岳ラウンドのガレ場で苦戦することはなく、逆に追い抜きポイントとなっていました。
団子状態になりにくく、自分のペースで走れる
FUNクラスで自分的に一番「イヤだな~」と思っていたのは、この団子状態で走るという点でした。
コースの全長がCOMPクラスよりも短いにも関わらず、多い時には参加者が倍近くとなってしまうFUNクラスは実力が近いライダーが集まり、とにかくいつも近くに誰かが走っている状態になりすやすいです。
そのため「ワンミス」が命取りとなりやすく、一回転ぶと下手すると10人近くのライダーに抜かれるなんてコトもあります。
と思われる?(イヤ、思わないか?笑)かもしれませんが、そもそも社会人からオフロードバイクを始めた人にとって「スピードをつける」というのはメチャクチャ大変です。
スピードが無い昔の自分には「ぶっちぎる」なんてコトはあまりにも遠い遠い夢のような話でした…。
もし昔の自分に声を掛けるとしたら、
FUNクラスは「転倒」が命取りなので、サスセッティングがメチャクチャ大切だと個人的には思っています。
一方、COMPクラスは良くも悪くも出ているライダーの「実力の差」が激しい上に、コースの全長も長く、参加者がFUNクラスよりも少ないため、ライダーがばらけやすいです。
なのでRクラスやBクラスであれば、比較的「後ろや周り」を気にせず走るコトがデキます。
当時の私は転倒してしまって起き上がった際に、
と思ったことをよく覚えています。
もちろんランキング争いをしていたり、負けたくないライバルが近くを走っていればFUNクラスと同じようにガチンコバトルをしながらのレースとなりますが、「団子状態」だったり、「ちょっとしたワンミスで10人に抜かれる」といったコトは、FUNクラスよりも起きにくいです。
長時間なので失敗を取り戻せる
何度もお伝えしていますが、FUNクラスは「ワンミス」が命取りとなります。
序盤に大失敗をしてしまうと、レース時間が短いために挽回するのはかなり困難となります。
スタートの転倒による渋滞に巻き込まれてペースを上げられず、ずーっとパッとしない順位で低迷し、そのままゴール。
コレを経験された方は多いのではないでしょうか?
一方、COMPクラスは3時間と時間が長いため、絶望的な大失敗をしない限り、ちょっと周回に時間が掛かったり、スタックしてしまったとしても、序盤であれば巻き返すことが可能となります。
カコに私も、ワダチに埋まって棹立ち状態になったり、崖落ちからのコース復帰を経験したことがありますが、それで入賞までもっていった経験もあります。
なので、COMPクラスはFUNクラスよりも、
自分の本当の実力が出しやすい
と言えます。
逆を言えば、ダメダメなレース展開をしたり、難所でハマってばかりいたり、平均スピードが低すぎると全く通用しません。
とは私に言わないでくださいね!お願いしますよ皆さん(笑)。
緑ゼッケンの意外な事実
緑ゼッケンであるFUN-AクラスやCOMP-Aクラスに昇格するコトは、初・中級者にとってはとても難しいコトだと思います。
昔から緑ゼッケンに強く憧れていたので、当時の自分にとってはまさに夢のような話でした。
ですが、ここで意外な事実を言います。
まだFUNクラスを走っている私に、師匠が話してくれた内容です。
どっちが上とかではなく、FUN-Aに上がるには「圧倒的スピード」、COMP-Aに上がるには「全体的な走破力の高さ」が必要で、私たちのような社会人から始めたオフロードライダーにとっては「全体的な走破力」を上げた方が再現性が高いと思います。
もちろんCOMP-Aに昇格するにはそれ相応のスピードも必要となりますが、ランキング5位以内に入りさえすれば昇格できるので、FUN-Aにあがるよりも難易度は低いのではないかと私も思っています。
ただし一応ここで付け加えておくと、昇格はFUN-Aの方が条件が難しいとは思いますが、昇格後に「入賞する」となるとCOMP-Aの方が難易度がはるかに高く感じます。
師匠も、
と言っており、実際に昇格してCOMP-Aクラスを数年走ってみて全くその通りだと思います。
COMP-Aの大変さは以前書いたコチラの記事に詳しく書いてあります。
勝手にQ&Aコーナー
Q1
Q2
Q3
Q4
Q5
その他
上記以外に、私的に良いと思う点を他にも紹介してみます。
「え!?そこ??」みたいなコトもありますが、そこはご愛敬というこで…(笑)。
レース当日に時間的余裕がある
レース自体が昼過ぎスタートなので、朝比較的ゆっくりするコトが可能です。
コレは気持ち的に少し余裕が生まれます。
FUNクラスだと朝起きて朝食を食べ、トイレに行ったらもう着替え始めるみたいな、割りと忙しいタイトスケジュールです。
一方COMPクラスは、FUNクラスのレースを観戦したり、チームメイトのピット作業をしたり応援したりデキるし、多少時間を掛けて入念にカラダを動かしてアップをすることも可能です。
ただしスケジュールが後ろにズレる分、レース終わって帰宅することには夕方になってしまします。
FUNクラスは午前中にレースが終わるので、昼には会場を後にすることがデキます。
朝のトイレ渋滞に巻き込まれない
コレを結構ツライと思っている人居るんじゃないですか?(笑)
大体朝食を食べた後に、トイレにこもるのが習慣となっている人が多いかと思います。
仮設トイレは会場によって何か所か用意されているかと思いますが、FUNクラスの開始時間が決まっているためトイレに行く時間も重なってしまい、何処も行列がデキてしまいます。
しかしレースが午後のCOMPクラスでは、この時間帯をあえてずらせば「トイレ渋滞」に並ぶことなくトイレにこもることが可能となります。
コレは朝の通勤ラッシュみたいなもので、トイレ渋滞を回避できると思うだけで少しだけ得した気分になれます(笑)。
おわりに
今回はガチ勢が語るJNCC COMPクラスの魅力3選!というテーマで、COMPクラスの魅力について書いてきました。
COMPクラスの魅力としては以下の3つ。
また「緑ゼッケンの意外な事実」や「勝手にQ&A」、その他の項目でさまざまな角度からCOMPクラスは実際にどーなのかを伝えてきました。
この記事が皆さんの「COMPクラスってどーなの?」という疑問を解決するのに役立てば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。