こんにちは。
練習の虫くんすけ(@kunuke5_com)です。
皆さんはライディングフォームを改善しようと努力したことはあるでしょうか?
Youtubeや雑誌等で国内外のトップライダーを真似てみたり、ライテク集を読んで試してみたり。
これを書いている私も試行錯誤しまくった一人です。
そして、自分なりに「結論」を導き出したのでそれを共有したいと思います。
この記事は、
に参考になる記事ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
はじめに
コトはCOMP-R時代にさかのぼります。
ある日、ホームコースであるX-PARK勝沼で必死に練習していました。たまたま来客数が少なく、一人でモトクロスコースを走行している状態(ジャンプはほぼ飛ばず…)でした。
そして、コースオーナーにこの様に言われました。
「ライディングフォームが絶望的にダサすぎる。ライディングフォームがカッコよくて遅い人は居ないから、絶対に改善した方が良い。」
と。
「ガーーーーーーーン…………。」
「上手くなったねー!」の言葉を待っていた私にとっては、あまりにもショッキングな一言でした。今でもその時の気持ちをシッカリと覚えています。
この時は確か「肘がメチャ下がっているから肘を上げた方がよい」と言われ、その日だけ少し改善したことを覚えています。
当然ながら次に練習するときにはまた元に戻りましたけどね(笑)
こちらがその時期くらいの写真です。
「オイオイ!レース中なのに流してんじゃねーぞ!!やる気出せ!!!」
とツッコミたくなるようなダサさです(笑)
こうして私のライディングフォームの探求がスタートしました。
試行錯誤した内容
この時は思いつくコト全てを試しました。
上記に記載したように動画や雑誌を始め、師匠や先輩方など自分より速い人の話を聞いたり、ネット情報、関連書籍、エンデューロの情報だけでなく、モトクロスの内容も含めて探して探して探しまくりました。
この時期私は、「速いライダーのコーナリング時の足首の形が、ブーツの形のままで足首に力が入っている」という事実に気が付きました。この内容を発見した時は、世紀の大発見をした気分で、相当興奮したのをよく覚えています。
今では何人もの人が重要性を発信していますが、当時の自分は全く知らず、たまたま自分で発見しました。
自分の足首は「ぐにゃ」となっており、その形になるようにひたすら再現しました。
練習前にはセンタースタンドを使用して「理想のフォーム」の形を再現して体に覚えこませて、その内容を基礎練の8の字で試してみる。
これを週5で行っていました。
そして、一時期フォーム確認のために毎回スマホで「動画撮影」してました。
そのうえ、発見した「コツ」や「感覚」ををしっかり記載してまた振り返るために「練習ノート」を付けていました。文字量もソコソコ多く、毎回ノート見開き1~2ページほどに及びました。
これ以上試行錯誤して「探求」したことある方はいらっしゃいますか?
居たらその場で手を挙げてください(笑)
恐らく、ここまで根詰めて実践した人は全国的に見ても少ないのではないでしょうか?
なんせ頭の中9割が「バイク」でしたから。周りから病気だと言われるのも納得です。
今ではとてもじゃないけどマネできませんが、当時はこの「努力」が楽しくて仕方ありませんでした。
「楽しい」=「最強」と、ちまたの自己啓発本によく書かれていますが、なるほど納得と感じます。
見えた結論
さて、ここまでライディングフォームを意識して試行錯誤しまくった私が出した結論としては…
「ライディングフォームは意識し過ぎない方が良い。あ、今回なんか上手く曲がれたな!という感覚の方が大切。」
というコトです。
「イヤイヤ、冒頭から期待させておいてどーゆー事よ?じゃーどうしたらライディングフォームを改善出来るんだ!?その点を知りたいんだよ!!!」
と思いますよね?
では説明します。
この言葉自体は師匠からご指導いただいたのですが、当初は私も同じような疑問が浮かび上がりました。「ダサいと言われて頑張っているのに、どーしたらカッコよくなれるんだ?」と。
確かにライディングフォームをいくら意識しても、それをレースはもちろん練習で生かすのは困難でした。特に「肘を上げる」というコツはコースを2周もすれば忘れてしまいます(笑) 。
以前よりマシにはなりましたが、今現在もこの「肘を上げる」というフォームは未完成のままです。
また、人間は同時に何個も意識するような「マルチタスク」には不向きであると本によく書いてあるように、「肘を上げる」「骨盤を立てる」「足首に力を入れる」「出す足を延ばす」など、同時に意識して練習するのは無理です。週5で練習していたにも関わらず、私は無理で頑張って2個程度が限界でした。
前項目の「足首に力が入っている」という内容の話の続きですが、私は必死に「形」をマネて練習しました。しかし、動画で確認して同じ形になっても、トップライダーのような鋭いコーナリングはもちろん無理です。
それで分かったことがあります。
ライディングフォームは、その人のバイクに対する「力の入れ方」の結果であるというコトです。
これゆえ、ただ「形」をマネても意味がないというコトです。
本気で違いを分析するとしたら、全身の筋肉に「センサー」をつけて、「どの部位にどれくらい力が入っているか」を調べる必要があります。しかも、「無意識」に力が入っている箇所も絶対にある訳で、いくら「形」だけ同じにしても、筋肉の入力が大幅に違えば、全く別物となる訳です。
それよりも、自分的に上手く曲がれたコーナリングの「感覚」を探し、積み重ねていきました。これが非常に難しく、使える「感覚」もあれば、その日だけ調子よくて次回再現すると全く使えない「感覚」もありました。10個発見したら1個使えるという具合です。
地道ですね~
ただ誤解しないで頂きたいのが、「じゃーライテク情報は意味ないじゃん!?」ではなく、トップライダーが紹介しているライテクはどんどん調べるべきだし、マネしてみるべきです。その「正解」を知ったうえで、色々自分なりに試行錯誤して、「形」を意識するのに加えて「力の入れ方」も意識してみて、使えそうなら使うというコトです。
そして、練習でビデオ撮影やレース写真を見て答え合わせをするといった感じです。
内容は以上となります。
この記事が少しでも皆さんのオフロードライフに貢献したら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。