こんにちは。
練習の虫くんすけ(@kunuke5_com)です。
皆さんはバイクに乗らずに上達する方法が存在すると思いますか?
え!?そんな方法あるの?と思われるかと思いますので、ズバリ結論から言います。
自転車通勤をするコトです。
「イヤイヤ、自転車で通勤するくらいじゃ体力が付く程度じゃないの?」という声が聞こえてくるので付け加えると、
「フォームを意識して」自転車通勤するコトです。自転車はロードバイクやマウンテンバイクである必要はなく、普通のシティサイクルやママチャリでもOKです。
私は嫁が乗っていたシティサイクルで、現在も月数回通勤してフォーム改善の取り組み中です。
昔の私のように、ありとあらゆる手を尽くして上達したい!!と思っている方、練習の機会が少ないから平日取り組めるコトを探している方には刺さる内容だと思うので、気になる方は是非最後まで読んでみてください。
自転車通勤するようになったキッカケ
これは私がCOMP Bクラス1~2年目辺りの時の話です。
この時はバイク熱が180%くらいあり、どーーーーーーーーしても速くなりた過ぎて、週5で河原で8の字していました。週5になると感覚はほぼ毎日で、雨が降ってもカッパを着て8の字していました。頭の中は9割バイクで占めていた時期です(笑)。師匠にも「頭おかしい、病気だ(笑)」と言われてましたが、自分的には楽しくてしょうがない時期でもありました。
これ程毎日練習しているのも関わらず、欲張りな私は他にも何か取り組めないか考えてました。
そして、「自転車通勤は足の筋力が付くし、体力トレーニングになる」という話を数人から聞いたことを思い出し、職場まで片道5キロ程度だったこともあり、自転車通勤を始めました。
聞いた話の中で、「自転車のチューブをパンク防止も兼ねてムースにすることでかなり漕ぐのが大変になりトレーニングになる」と、モトクロスのトップライダーも実践していたと聞いたのでやってみようかと思いましたが、自転車が普通のシティーサイクルな点と、通勤で職場についた時点で「仕上がり」そうなので辞めました(笑)。
速い自転車を新しく購入しようと思いましたが、とりあえず現状あるモノですぐにでも開始しようと思い、嫁の自転車を借りて自転車通勤を始めました。始めた当初は結構キツく、職場について更衣室で着替えている時にはかなり疲労感がありました。
こうして自転車通勤を始めるに至りました
何を意識して取り組むか
最初は体力トレーニングだと思って始めた自転車通勤。
自転車通勤することに慣れてきたある日、
「バイクで意識して習得したいフォームを作って漕いでみよう!」
と思いつき実践してみました。
この頃は鬼のように8の字をしていたのもあり、アレコレ色々なフォームを試してみて「感覚」を探していた真っ最中だったので、この発見は自分にとってかなり好都合でした。
この時は「骨盤を立てる」というフォームを意識して習得中だったので、バイクで練習することで体に覚えさせるだけでなく、自転車通勤することでその「感覚」を習得できそうだと発見した時は、非常に興奮したのを今でも覚えています。
結局乗り物は違えど、自分の体の「入力」は同じなので、「感覚を覚えさせる」という作業としてはかなり効率が良いと思います。ついでに体力トレーニングにもなるし、「毎日運動する」という点においても非常に有効だと思いました。
実際の効果
最初は職場に到着するだけでヘトヘトになってしまった自転車通勤ですが、自分の「体の使い方」が上手くなっていき、段々と「速く」、そして「楽に」漕げるようになっていきました。
もちろん鬼のように基礎練したというコトもありますが、「骨盤を立てて胸を張る」、「足首を脱力せずに母指球で荷重を掛ける」という、何個かの「意識」が組み合わさっている複雑な「有意識」も、「無意識化」することが出来ました。
私の過去のレース中の写真を使って比較してみたいと思います。
写真で見比べると「別人か!?」と思うくらいフォームが全然違いますね!!
下の写真はWEX爺ヶ岳120分クラスに出場した時で、得意のマディという条件も重なり、2位をタイム差では無く、コース上で1ラップしてブッチギリ総合優勝した時なので、恐らく上の写真の自分が一緒に走っていたら2ラップ以上していたと思います。
この時はマシンセッティング、ライディングスキル、タイヤ選択の全てが噛み合い始めたシーズンだったので、自分でも宝くじが当たったくらい驚いたことを今でも覚えています。
レースの時は特に練習のように「フォームのココを意識する!」なんて中々難しい話で、カメラなんて気にせずに一生懸命走っている最中なので、「無意識」な状態のフォームで写真を撮られると思います。
この「有意識」を「無意識」化する作業としては基礎練でオーバルや8の字をすることが最適解なのですが、それに今回紹介した自転車通勤を加えることで、意識して体に覚えさせる機会が増えて相乗効果を期待できます。
自転車だと「自力で漕ぐ」という能動的な動作が加わるので、自分のフォームが前に進む推進力を生むのに直結します。バイクは極端な話、猫背で後ろ寄りのフォームでもアクセルを開ければ前に進んでくれます。
速くなりたい!だけど、練習時間を確保できない…。
熱心に練習に取り組んでいる方も週1~2回の練習がスタンダードだと思うので、この方法を実践すれば、残りの平日の5日間、わざわざ時間を確保しなくても、通勤手段を自転車に変更するだけで「フォームの練習」をすることが可能です。しかも、自転車は決して速いロードバイクやMTBを買う必要はなく、普通のママチャリやシティサイクルでOKです。
もし自転車が家になくて、新しく買うとするならばMTBをおススメします。ここでは詳しく説明はしませんが、ポジションもオフロードバイクと近いものがあり、河川敷や山でも乗ることが出来ます。
このブログを書いている本日も、私は自転車通勤予定です(笑)
内容は以上となります。
この記事が、少しでも皆さんのオフロードライフに参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。