くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com)です。
私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。
え!?!?そんなエグイ人いるの!?!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ
皆さんは「大ケガ」をした経験はあるでしょうか?
コレを読んでいるほとんどの方があるのではないでしょうか?(笑)
何なら療養中の方もいらっしゃるかもしれませんね…
この質問をすると、ベテランになるほど、俺なんて!みたいな「ケガ話」のお披露目大会が開催されること間違いないです(笑)。
もちろん、私も日常生活に支障をきたすような大ケガの経験があります。
社会人として、趣味で職場に迷惑を掛けてしまうのは良くないコトだという認識はもちろんありますが、大多数の人と同じく、当時は1ミリもバイクを辞めようとは思いませんでした。
そこで今回は、「こんなケガをしました!」という内容ではツマラナイ記事になってしまうので、ちょっとひねって「ケガをしやすいタイミング」について深堀していきたいと思います!
くんすけの大ケガ
では、まず私のケガ歴を紹介します(笑)。
大きなケガとしてはこの2つで、日常生活に支障をきたして大変だったのを明確に覚えています…。
今では不慮の事故ならぬ、不慮のケガについては最大限気を付けているので、COMPクラスに参戦し始めてからは大きなケガはありません。
利き手人差し指解放骨折
このケガで本当に大変な思いをしました…。
簡単に説明すると、レースでスタート後に他のバイクと絡んで転倒し、人差し指の第一関節ちょい上を潰しました。
しかも、今ではマーシャルをやっているホームコースX-PARK勝沼主催の「クロスカップ」に出場したトキ。
更に更に何と、
スタートして6秒後!!!
ダサすぎて話にならないレベルです(笑)。
その後は衝撃映像でした…。
右手人差し指のツメが、指の皮で下にぶら下がっているではありませんか!!!
しかも、指先が無くなっている!?
これを見た素直な当時の気持ちとしては、
一般的な考えではありえない発想ですが、その瞬間はショックを受けるか落ち込むという感じではありませんでした。
この記事を読んでいる皆さんならこの気持ちがよく分かるのではないでしょうか?(笑)
タコ糸でグルグル巻きにしてもらい止血して救急車に乗り込み、救急当番の病院に駆け込みました。
そして、
と告げられた時は流石にショックを受けましたが、周りの人が心配するほど落ち込んではいませんでした。
そのドクターが当時働いていた院長をよく知っていたので、
とその日は消毒だけでしたが、
コレが激痛。
なんせ解放骨折なので、指先の骨が見えていたグロ状態でした。
翌日、自分の勤務先の病院で手術してもらいました。
そしてそのまま1泊入院。
同じ部署のスタッフの方々がお見舞いに来てくれました。
何回「すいません」と「ありがとうございます」というフレーズをこの2日間で言った事か…。
その後、指先が「ホネホネ状態」だったので、肉と皮が復活するまで約3か月くらい掛かりました…。
当たり前ですが、利き手なのでメチャクチャ不便でした。
その上、指をドアに挟んだ時のような「ズキズキ」する痛さにずーーーーっと苦しめられました。
指を心臓より下にすると、「ドクンドクン」と心臓が指先にあるんじゃないかという激痛。
この「一生涯治らないデカいケガ」を一発してしまったので、レース活動を本気で取り組むという気持ちになるまで、数年かかりました。
右足前十字靭帯過伸展
このケガも大分時間が掛かりました…。
練習中にマディの下りでフロントを滑らし、右足を挟まれながら力が加わってはいけない方向に、バイクの重さが一気に掛かりながら転倒。
筋が延びて「熱くなる」感じと共に走る激痛…。
足を引きずりながら帰宅するも、歩くのがやっとの状態。
この時、運よく(運悪く?)スーパーメカニックおやぢが過去に同じケガをしていたので、家に日常生活用のニーブレスがあったので、即装着。
これからしばらくの間、毎日「ロキソニンテープ」と「ニーブレス」にお世話になり続けました。
途中ロキソニンテープを張り続けて、皮膚がかぶれちゃったりしました(笑)。
もちろん1か月近くは痛くてバイクにすら乗れませんでした。
しかし、当時の職場では大ケガした指が治った後だったので、意地でも「バイクでケガをした」という発言をしませんでした(笑)。
その後、練習で同じ所を再びひねって悶絶したりして(笑)、完治するのに年単位で掛かりました…。
私の場合、スーパーメカニックおやぢが過去にケガしたコトで、最初から「ニーブレス」を装着していたので「断裂」までいかなかったので多少マシではあったのですが、それでも生活に支障が出るくらいの激痛でした。
仮にニーブレスをしてなかったら、恐らく断裂して半年以上バイクに乗れなかったと思います。
ケガしやすいタイミング
私の場合、一生治らない大ケガを一発カマしてしまいましたが、まだこの記事を読んでいて大ケガをしていない方がいらっしゃるかもしれません。
なので、可能性を少しでも下げるように自分の経験と周りを観察した結果を基にした、くんすけ的「ケガしやすいタイミング」について紹介します。
レース中
コレはもはや説明の余地はないですよね(笑)。
人間は緊張してストレスが加わると、「闘争・逃走反応」という自己防衛本能が発動してアドレナリンやコルチゾールといったホルモンが分泌され、交感神経活性が高まり、心拍数が上がり、筋肉が緊張するといった症状が起こります。
要は、「戦うか!逃げるか!」という状況に合わせて興奮状態になります。
レース中自体が「冷静に」というのが難しい状況なので、普段は大丈夫であることが大丈夫じゃなくなり、ケガをしやすい状況となります。
突っ込んでしまったり、突っ込まれたり、吹っ飛んだり、あげだしたらキリがないくらいです(笑)。
練習終わり間際
私はこのパターンで、転倒してケガするコトが多かったです。
あともう1回走って終わりにしよう!
この「あと1回」です。
練習終わり間際になると、かなり体も疲れてきており、集中力も底をつきかけている状態だと思います。
にも関わらず、気持ちは全力で「最後の練習」というコトでムダに気合が入ってしまう状況です。
私はこのパターンで転倒し、ハンドルを曲げたり、ディスクをひん曲げたり、木に激突したりという経験が、1度や2度ではなく、何度もあります。
下りでフロントが弾かれて崖落ちして助けてもらった経験もあります。
これらの経験により「あと1回走ろうかな?」というタイミングは、欲張って走らずに練習を終わりにするようにしています。
初心者が速くなってきた頃
このパターンは、ほとんどの人に当てはまるのではないでしょうか?
慣れてきたことでアクセル開度が大きくなってきて、全体スピードが上がってきたタイミングです。
自分も昔はそうでしたが「初心者」の場合、マシンセッティングがしっかり出来ていない状態なので、「急な転倒」が起きるコトが多々あります。
フロントタイヤが「スパッ」っと急にスライドして転倒したり、リアが急にフラれてハイサイドを食らったり…
そして周りに「教えてくれる人」が居なくてケガに対する知識が無い状況の人は、プロテクター類が「軽微」であるパターンが多く、この段階で大ケガに繋がってしてしまう可能性が高いです。
せっかく速くなってきて楽しくなってきたタイミングなのに、この1発の「大ケガ」でバイクを離れてしまう人を何人か見てきました。
ジャンプに挑戦
ジャンプで着地に失敗してケガ。
エンデューロライダーがケガをするお決まりのパターン。
初心者~中級者あたりが一番陥りやすいです。
このブログでも何回も書かせてもらっていますが、スピード練習したいからってモトクロスコースのデカいジャンプ、飛び出しがそり経っているようなジャンプも飛んでしまうのがメチャクチャ危険です。
どーしてもジャンプに挑戦したい方は、小さめなジャンプで練習したり、デカいジャンプも徐々に飛距離を伸ばしたりなどといった、段階的に練習していくことをオススメします。
またスクールとか、モトクロスコースライダーにしっかり教わるコトが非常に大切です。
冬の朝一
これは単純に「路面凍結注意!」というやつです。
一見普通に見える路面でも路面が凍っている場合があり、一瞬でフロントタイヤを取られます。
この「フロントタイヤを取られる」転び方は、予備動作なしにいきなりフロントを持ってかれるので、非常に危険な転び方をします。
特に山のコースで起こることが多く、このパターンで急に転倒して「前十字靭帯断裂」した人も中にはいました。
冬にアスファルトが凍っているような日は、路面が凍っている可能性が高いです。
霜程度ならまだ走っているうちに溶けてマディになるだけですが、見た目上変わらないにも関わらず、路面の土が凍っているパターンが非常に厄介です。
少しだけ色が濃くなっているか黒みがかっている印象です。
おわりに
今回はケガしやすい!?5つのタイミングを考察というコトで、くんすけの大ケガ、ケガしやすいタイミングを解説しました。
ケガしやすいタイミングについては、以下の5つです。
ケガしてバイクに乗れなくなることは、単純に成長が止まってしまうだけでなく、その期間の成長の機会を逃してしまうコトになるので大きなマイナスになります。
しかしだからと言って、モトクロスコースで練習しないとか、冬は危ないから練習を控えようとか、それはそれで成長の機会を逃してしまいます。
私もケガには最大限気を付けながら、全力で練習に日々励んでおります。
読者の方がふとした瞬間に、今回の記事の内容が頭をよぎってケガを防ぐことがデキたら嬉しいです!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。