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【初中級者必見】オフロードバイクのケガ防止策「3選」を徹底解説

くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com) です。

私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。

「へぇ~!そんなエグイ人ほんとにいるの!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ

 

皆さんはオフロードバイクでケガをしたことがあるでしょうか?

 

ライダーA
ライダーA
あるある!練習するたびに何かしらのケガをしている気がする……
ライダーB
ライダーB
ちょっとコケるだけで肘が擦りむけるからバレバレな感じで困るよね~

 

このような感じだと思います。

 

私も昔はよく転び、よくケガをしていました……。

 

昔のくんすけ
昔のくんすけ
(転倒して)イテテテテテ……。手首をひねっちゃった……。 

 

「ケガをすること」は上達とは切り離せないことであり、ある程度続けいく上で、もはや誰もが通る道でもあります。

 

しかし「怪我をしたい人」は恐らく居ないうえ、なるべくケガをしたくないと誰しもが思っていると思います。

 

そこで今回、私が怪我をしないように意識しているポイントを3つ紹介してみたいと思います

 

記事は以下の方に参考になります。

  • ケガを未然に防ぎたい方
  • ケガするポイントを知りたい方
  • ケガしないマインドを知りたい方

 

「無理」はするが「無茶」はしない

これは私の師匠に、レースに本格的に出始める前に教えてもらった内容です。

 

「無理」というのは、例えば練習で自分に追い込みをかけ、かなり疲れている状態から「あと一周!」みたいなコトです。

ある程度の負荷を掛けて練習に取り組むことを指します。

 

「無茶」というのは、自分の実力以上の内容をやろうとするコトで、モトクロスコースで全開でジャンプを飛ぼうとしたり、激しいヒルクライム、ダウンヒルに挑戦するなど、実力に見合わない挑戦をすることを指します。

もちろん「無理」をするコトによってケガすることはあるかもしれませんが、ある程度自分に負荷を掛けていかないと上達は望めません。

 

しかし自分の実力以上のコトである「無茶」をすれば、一気に怪我のリスクが跳ね上がります。「イケるイケる!!」と周りに持ち上げられてテンション高くなることで、冷静な判断が出来ない場合もありますが、注意が必要です。

 

エンデューロライダーにあるあるなのが、

「よし!速くなるためにはモトクロスコースを全開で走ってスピード練習するぞ!」

と意気込み、ジャンプの基礎を学んで反復練習をせずに、モトクロスコースで全開走行する事です。

 

モトクロスコースに行くと、モトクロスライダーはもちもん、レディースもキッズも大きなジャンプを飛びまくっています。

それにつられて大きなジャンプに勢いだけで挑戦してしまい、着地で失敗して転倒し骨折……。

本当によく聞きますし、何回も目撃しています。

 

もちろん私も例に漏れず、同じことを考えて実践しようとしましたが、師匠のアドバイスに忠実に従い、モトクロスコースで練習を重ねるのではなく、近くの河原で「基礎練」にひたすら取り組み、今に至ります。

私は「無茶」をしないので、ジャンプで失敗して骨折したことはありませんが、逆に「攻めの姿勢」が足りないと、ご指導を未だに頂いております……。

サスセッティングを大幅に外さない

皆さんは転倒した時、何故転倒したか毎回考えていますか?

疲れていたからとか、たまたま転倒したとか、技術不足だからとか、思い当る節は色々とあるとは思います。

その中でも今回伝えたいのが、「サスセッティングに起因する転倒」です。

「え?今何で転倒した?」という時がまさにそのパターンです。

 

転んだ箇所を見て、「この石に弾かれたのか!」とか「このギャップにフロントがとられたのか!」とか、明らかに分かる場合は良いのですが、自分的には調子よく走っていたのに、いきなりフロントを持ってかれたり、リアが急に跳ねて転倒する場合は注意が必要です。

私もたまーにやってしまうのが、オーバーホール後に減衰の数値を勘違いで間違ってしまって、転倒or転倒しそうになり、その事実に気が付くことがあります。この時にまず疑うのがサスセッティングです。

サスセッティングはとにかく「バランス」が重要なので、このバランスが大きく崩れている状態で走ると、サスセッティングに起因する転倒が起こります。

例え話をすると、ランニングする際に、右足に運動靴を履いて左足に革靴を履くというありえない組み合わせをしてしまうようなものです。これで全力で走れと言われてもかなり厳しいと思います。減衰の数値は見た目では分からないため、前後のセッティングが極端に違っても判断がつきません。

また「車体の姿勢」もかなり重要で、突き出しとリアのサグを調整してサービスマニュアルの規定値に合わせます。「車体の姿勢」がそもそも違うと、前下がりor後ろ下がりとなり、キャスター角が変化することによってサスペンションの動きが変わってしまいます。あえてそのようなセッティングにするなら構いませんが、意図せずなってしまう場合は注意が必要です。

こちらは先ほどの例え話で言うと、左右の靴の底の厚さが違い、右足が高くて左足が低いみたいなものです。これでランニングしようとすると調子悪そうなのは想像できますよね。関節や腰を痛めそうです。

ランニングにおいて「靴」がとても大切なように、ライディングにおいて「サスセッティング」は非常に重要な項目です。

プロテクター類は必ず着用する

大体長引く怪我の代表としては「骨折」と「前十字靭帯断裂」が挙げられます。

私はオフロードバイクを乗り始めた序盤で、前十字靭帯断裂した人が周りに居たので、割とすぐニーパッドからニーブレスに変更しました。この怪我をやってしまうと、半年以上バイクに乗ることが出来ません。

以前、転倒した時に足を巻き込まれて前十字靭帯を過伸展した経験がありますが、ニーブレスをしていたのにも関わらず激痛で、歩くのにサポーターが必要となり、2週間以上バイクに乗れず、しっかり治るのに3か月以上掛かりました。

またそれ以上に致命的な怪我になりやすいのが首です。ネックブレースは特に重要と考えてます。最初から装着していたのですが、周りがしていないのと、自分は段々上手くなってきてるから大丈夫と過信したAクラスに昇格した頃、サンドのギャップで思い切り前転して吹っ飛び、首の筋を伸ばした経験があります。

筋を「ピキ!!」と伸ばした時の「熱い」感じ分かりますかね?あの時は本当に焦りました。このまま「痺れ」が残ったらどうしよう?とかなり不安でしたが、幸いにも2~3日で何事も無く治りました。

その経験をしてから、基礎練でもしっかりネックブレースをして取り組んでます。

ガード類は結構値が張りますが、怪我して入院したり、乗れない期間がそれで短縮できるなら惜しみなく課金するべきだと思います。スピードが上がってくるにつれて、その転倒時の「一発」がデカくなりますからね…。

内容は以上です。

皆さんの参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。