当ブログは、初級者~中上級者にむけて、AA師匠のアドバイスで「急成長」して上級者になった実体験をもとに、エンデューロの上達に役立つ「ノウハウ・マインド」を惜しみなく伝えています。
参考レベル(JNCC、WEX)
- 初級者:レース経験1年以内、WEX60
- 中級者:FUN-D、FUN-C、WEX90、WEX120、COMP-R
- 中上級者:FUN‐B、COMP-R上位、COMP-B、WEX120総合10位以内
- 上級者:FUN-A、COMP-A
※青文字クリックで、「自分のレベルにあった記事」を見れます。
私はカコに、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。
「へぇ~!そんなエグイ人ほんとにいるの!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ
皆さんは速い人のSNS発信をみて「高いモチベーションを保ちたい」と思ったことはありませんか?
このような感じではないでしょうか?
わたしは年間平均150時間以上の練習を年単位で継続しており、「モチベーションが高い状態」と映っていると自覚しております。
しかし、カコには「モチベーション問題」について悩み倒してきました。
それこそ「ジェットコースター」のように乱高下を繰り返してきており、バイクを辞めようと悩んだ経験はなんどもあります。
もちろん自分の成長が実感できたり、レース成績が良いときはモチベーションの「モ」の文字も出てきません。
問題は「伸び悩み」「レース成績がわるい」ときです。
ここで断言しますが、「モチベーションを保つ」には明確なテクニックがあります。
わたしはそれで立ち直り、入賞すること自体がムズかしく、レースから離れる人が多いクラスであるCOMP-Aに上がってもなお、努力を継続しつづけております。
そこで今回は「モチベーション問題に悩み、乗り越えた」わたしが、モチベーションを保つ方法を、実体験をもとにして徹底解説していきます。
この記事は以下の方に参考になります。
- モチベーションを保つ秘訣を知りたい方
- 頻繁にモチベーション低下に悩んでいる方
- モチベーションが続かない方
モチベーション低下で悩んだ経験
師匠に教わるようになって急成長し、COMP-Bシリーズチャンピオンになって意気揚々と昇格したCOMP-Aクラス。
ルーキーイヤーとして迎えた1年目は、「自分がどこまで通用するのか?」というドキドキ・ワクワク感から、モチベーションのことは全く考えないシーズンでした。
そして何度か入賞することができ、ランキング7位でシーズンを終えることができ、念願だった「COMP-Aシングルゼッケン」を獲得し、興奮しまくったのを今でも覚えています。
そして迎えた2年目。
この年は「モチベーション問題」で悩み倒し、かなりつらいシーズンでした。
次のクラスであるCOMP-AAクラスを目指すも、上位陣があまりにも速すぎてまったく歯が立たず、「COMP-Bで急成長した成功体験」をなかなか捨てられずに同じような練習を繰り返していました。
と真剣に悩んでいました。
そしてそんな心の内をシーズン後半に師匠に打ち明けました。
とアドバイスいただき、他にもさまざまな話をしてもらったおかげで何とか立ち直ることができました。
4スト250から2スト250に乗り換える
そして心機一転をはかり、2スト250に乗り換えてCOMP-Aクラス3年目を迎えました。
もちろん序盤は「はじめて」の内容がおおいため、勉強したり色々試したりと、悪戦苦闘しながらも楽しく練習に取り組むことができました。
この経験をもとに以前、2スト250の乗り方について詳しく書いた記事があるので、まだ読んでない方は読んでみてください。
オフロードバイク 2スト250を乗りこなしたい!重要な4つポイントを解説
シーズン前半もマディレースが重なり、COMP-Aで上位入賞を重ねることができました。
しかし……
根本的な問題は解決しておらず、シーズン中盤になりまた「モチベーション問題」が再発しました。
マシンが変わっても乗るライダーの技量が変わっていないため、上位ライダーとの大きな差を感じて無気力感に襲われてしまいました。
なんとか自分を誤魔化しつつ、シーズンを終えてCOMP-Aシングルゼッケンを維持することができました。
「師匠の師匠」からのアドバイス
この2スト250に乗り換えた年始あたりに、「師匠の師匠」から動画を見るようにと、コチラのyoutube動画を送っていただきました。
しかし、わたしたち「庶民」に対してはあまりにも厳しすぎる内容です……
はじめからこの思考で競技に取り組めるひとたちが「トップ選手」となるんだと認識しました。
ですが、この思考をマネしろといってもなかなか「再現性」がなく、当時のわたしには「超絶強い意志力が必要」とうつりました。
自分なりにこのように考え、自分のモチベーション関係なく、「練習計画」に従って練習を強制的におこなうようにしました。
その結果……
このアプローチは失敗に終わりました。
練習場所について着替えているとき、毎回気持ち悪くなり、テンション上がる音楽を掛けてなんとか自分を奮い立たせて練習を重ねていましたが、一時的に乗る回数を減らして対策をとりました。
モチベーション保つ方法
モチベーション問題を乗り越えたわたしが出した結論を紹介します。
以下の4つです。
- 明確な目標を立てる
- 明確に決める
- メンターを持つ
- チームに所属する
明確な目標を立てる
「明確な目標を立てる」と聞いて、
とお怒りのかた。
少し待ってください。
目標を立てるときに有効な方法として「ダブルゴール」という考え方があります。
正直にお伝えすると、この方法が最大かつ最高の「モチベーション問題」を解決する方法です。
ダブルゴールの考え方ができると、他の人にやる気を出してもらう「多燃型」から、自分のうち側からやる気をだす「自燃型」へと切り替えることができます。
他の項目ももちろん大切ではありますが、あくまで「補足的」な内容と考えていただければと思います。
ダブルゴールの考え方
「ダブルゴール」は以下の書籍に書かれている内容です。
ダブルゴールでは、成果に関する目標と成長に関する目標、2つの目標を立てます。
ダブルゴールの考え方では、成果だけを目指すのではなく、どのように自分が成長し続けるかという過程にも注目します。
この2つの目標を同時に持つことで、短期的な成果だけでなく、長期的な成長と持続可能な成功を実現しやすくなります。
このアプローチの利点は、成果が得られなかったときでも、成長に関連する目標が達成されていると、モチベーションを保ちやすくなる点です。
成長に焦点を当てることで、失敗を学びの機会ととらえやすくなります。
では2024年にこの考え方をもとにして立てたわたしの目標を紹介します。
くんすけのダブルゴール(2024年)
- 成果に関する目標:COMP-Aクラスで3位以内に入る
- 成長に関する目標:師匠と同じクラスでレースして勝つための成長をする
どうですか皆さん。
わたしの「成長に関する目標」、あまりにもレベルの高すぎる目標……
この目標を立てたら、そりゃーーー練習しまくるしか方法はないです。
しかも比べる相手が師匠なので、一生勝てない可能性だって十分あります。
しかしだからこそ、「練習しても練習しても足りない」というマインドになります。
このダブルゴールをもとしにて、2024年は1年間で200時間バイクに乗りました。
明確に決める
皆さんは自分の出場しているクラスで、「上のクラス」へ昇格すると覚悟を決めたことがあるでしょうか?
珍しく?厳しいことを言いますが、この程度ではダメです。
こんな感じです。
こんなに気合を入れたセリフでなくても良いのですが(笑)、自分の中で「覚悟」を決めてください。
この「覚悟」を決めた時点から、いろいろと物事が動き始めます。
これは「根性論」ではなく、しっかりとした科学的根拠があります。
網様体賦活系(RAS)が働く
網様体賦活系は脳幹にある神経系の一部で、意識の覚醒や注意、感覚情報の処理に重要な役割を果たしています。
無意識のうちに「自分が興味を持っている情報」や「重要な情報」に注意が向けられるという現象が起こります。
よくきく「潜在意識が働く」という内容は、この網様体賦活系が大きくかかわっています。
自分で目標を「明確に決める」ことで、この「網様体賦活系」を働かせることができるようになり、自分の関心がある内容が自動的にドンドン飛び込んでくるようになります。
それにはある程度「目標に対して行動する」ことが求められますが、「明確に決める」ことで、このような仕組みを利用することができます。
この網様体賦活系を「フル・フル・フル活用」してわたしが習得した内容が以下の記事です。
メンターを持つ
メンターを持つ重要性は、以前皆さんにお伝えしました。
まだの方は以下の記事を合わせて読むと理解が進むのでオススメです。
「急成長するライダー」や「すごい速いライダー」の裏には、メンターの存在がかならずあります。
これはオフロードバイクだけでなく、ビジネスや何かしらの活動においても全てに共通することです。
自己流で1年練習したとしても「速くなる」可能性はありますが、メンターに教わりながらの1年練習だと、比べ物にならないくらい成長速度が加速します。
自分より経験値のあるメンターであれば「今ぶつかっている壁」に対しての解決方法や乗り越えかたを知っている可能性が高いため、「モチベーション問題」を解決できる可能性が高いです。
また「メンターの存在」自体が目標となり、「追いつきたい」「追い越したい」とモチベーションを上げる要因にもなります。
チームに所属する
チームに所属したり仲間ができると、周りから刺激を受けることでモチベーションが保ちやすくなります。
という状態でも、チーム員や仲間と一緒に練習することで自然とやる気が引き上げられ、結果的に良い練習をすることができます。
ほかの人が頑張っていると「自分も頑張る!」となりやすいです。
また自分以外の人のレースで応援したり、応援されたり、助けたり、助けられたりすることで、「一体感」を感じることができ、モチベーション維持に繋がりやすいです。
わたしが今でもレース活動できているのは、師匠の存在の他にも「チームに所属している」ことが大きいです。
おわりに
今回は「速くなる」には必須!モチベーションを保つ方法「4選」を徹底解説ということで、わたしがモチベーションで悩んだ経験や、モチベーションを保つ方法を解説しました。
モチベーションを保つ方法は以下の通りです。
- 明確な目標を立てる
- 明確に決める
- メンターを持つ
- チームに所属する
この中でも特に大切な考え方として、「ダブルゴール」という思考法を紹介しました。
多くの人が経験する「モチベーション問題」に、この記事が少しでも解決に役に立てばうれしいです。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。