※2024年11月18日記事更新
くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com)です。
私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。
え!?!?そんなエグイ人いるの!?!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ
突然ですが皆さん、私にこのように言われたらどうでしょうか??
両極端な答えですが、こんな感じではないでしょうか?(笑)
では実際にカコの私が体験したことを少し紹介します。
コチラをご覧ください。
左は自己紹介記事でおなじみのFUN-Cで12位の出走証明書、そして右側が約1か月後COMP-Rに転向して初レースで3位の出走証明書です。
もちろん、ズルはしていません(笑)。
今は無き「爺ヶ岳」ラウンドでのFUNクラス最高順位はCクラスで7位でした。
記事を読んでいる方の中でも、カコの私よりも速い人は沢山いるのではないでしょうか?
過去記事でも紹介したように、このレースのチョイ前あたりから師匠に色々ご指導を受けるようになりました。
そして、「速い人の当たり前」を教えてもらった結果、COMP-Rクラスで3位入賞と、成績が急上昇しました。
もちろん1か月程度では、ココまでの急成長を遂げるコトは不可能なので、師匠に教えてもらった「サスセッティング」のお陰です。
そしてその後、師匠のマネをしてサスペンションチューニングで有名なRG3に前後リバルビングしてもらい、スタッフの方に沢山質問したり、師匠や先輩に教わりながら、自分でありとあらゆるセッティングを試して「サスセッティングの精度」を上げていきました。
COMP-Bシリーズチャンピオンになれた要因として、師匠に教わりながら「基礎練をやりまくった」ことや、YZ250FXで「オリジナルマップを完成させた」ことを紹介しました。
そして今回紹介する内容が特に重要で、「自分に合う適切なサスセッティングを出せるようになった」ことです。
過去には、
とご指導されるほど、突き詰めて試行錯誤を繰り返してました。
レース中でもサスセッティングがイマイチと感じた時は、給油のタイミングでサスセッティングを変更する程こだわっていました。
そのかいあって今では、師匠も参考にするほどの「乗りやすいマシンセッティング」を出せるようになりました。
今日は「豪雨後」のチュル沼。
さいこーーーーーにツルツルでした⛸️
皆さまに「マシン乗りやすい」と言ってもらえて、キャブ&サスセッティングの答え合わせができました☺️
FIMタイヤだったけど、バッチリ👌 pic.twitter.com/OKlApkZVaY
— くんすけ@練習の虫🐛#05 (@kunsuke5_com) November 3, 2024
以前AAGPに招致選手として来日した外国人ライダーは、「走りを見ていてサスセッティングが合っていないライダーが多い印象」とも語っていました。
自分の実力にあった「適正なサスセッティング」を出すことができるようになれば、今と同じ実力だとしても成績アップの可能性が急上昇します。
さらに転倒しづらくなることで、ケガによる「戦線離脱」がなくなり成長し続けることが可能となります。
サスセッティングが「いかに大切か」わかるシーン。
こんな感じで、サスに助けられて転倒を防いだことが「何度も」あります。
もし転倒していたら、何かしらのトラブルがあった可能性大です( ; ; )
※フレアライン塾長のヘルカメ動画よりhttps://t.co/O9dJw8cO94 @YouTubeより
— くんすけ@練習の虫🐛#05 (@kunsuke5_com) November 16, 2024
ですがそんな、「カユイ所に手が届くようなサスセッティングの実践的な情報」は多くは出回っていません。
さらに人それぞれの好みがあったり、レベルが違ったりする上、感覚的な内容もあるため、正直「言語化」がメチャクチャ難しい内容でもあります。
私はその「言語化」という作業を、今でも続けている「練習ノート」にサスセッティングを変更して走行するたび、またセッティングの組み合わせを考察する度に毎回書き続けてきました。
そこで今回は、「サスセッティングにこだわり過ぎ!」と注意されるほどになったわたくしが、今まで教わってきた内容や実践して得た内容、リバルビングした経験談や、様々な失敗談などを惜しみなく、そして丁寧に分かりやすく書いていきたいと思います!!!
この記事は、以下の方に参考になります。
- ケガしたくない人
- 速くなりたい人
- 自分に合ったサスセッティングを出したい人
- サスセッティングで「迷宮入り」したコトがある人
- サスセッティングの実践的な情報が知りたい人
- リバルビングに興味がある人
なぜ「ケガ防止」につながるのか?
皆さんに質問です。
そうです!!
皆さんが想像している通り、何かしらの理由で「転倒」したことが原因です!!
逆に、転倒せずにケガするコトは全く無くはありませんが、とても少ないのではないでしょうか??
よって、
ケガ ≒ 転倒
といっても過言ではありません。
転倒の理由
続けて質問です。
ですが、それらは本当に「たまたま」でしょうか??
もし仮にその転倒が未然に防げたとしたら…
ケガをしなかった可能性もあります!!
逆に私はレース中、全開走行しているときに不意にリアが弾かれ、視界の隅にリアタイヤが映り込んで「あ、終わったな…」と思うほど吹っ飛びそうになったにも関わらず、転倒せずにサスに助けてもらった経験が、一度や二度ではなく、何度もあります。
もちろん、そのまま吹っ飛んでたら間違いなく大ケガしていたと思います。
謎の転倒の正体
キッカケが分からないけど転倒してしまったコトはないでしょうか?
その「謎の転倒」は、実はカナリの確率でサスセッティング起因による転倒である可能性が高いです。
たまに何もない直線でフロントが急にもってかれて激しく転倒する動画がSNSで流れていますが、私的にはサスセッティングに起因する転倒だと思っています。
転倒の可能性を低くする
ほとんどのケガは転倒するコトをキッカケにして起こります。
逆を言うと「転倒にしくくなればケガしにくくなる」とも言い換えることができます。
ケガ防止に一番効果があるものとしては、私は「サスセッティング」であると思っています。
以前記事で紹介したとおり、私はカコにデカいケガをしてしまいました。
それ以来ケガによって仕事に支障をきたしたり、レースを欠場したり、練習デキない時期があったことはありません。
誰しもがケガをしたくないと思っていると思いますが、大ケガしてバイクに乗れなくなってしまう事は、ただ練習デキないだけでなく、成長できる期間を失うといった「機会損失」にもなってしまいます。
また転倒しにくくなることにより、マシンが壊れにくくなります。
なぜ「疲労軽減&スピードアップ」に繋がるのか?
例えば登山をするとします。
登山靴と言えばトレッキングシューズですが、もしこれが革靴を履いて行った場合どーでしょうか?
メチャクチャ登りにくい上に靴ズレを起こしたり、足元滑らせて転倒してしまったり、早々にヘトヘトになってしまう可能性があります。
そんな状態ではまともに登れたもんではありません…。
しかしトレッキングシューズを履くことで、全く同じ箇所を登ったとしても、段違いに上りやすくなり、疲労感も全然違うと思います。
似たような現象がオフロードバイクでも、サスセッティングを変更することで起こりえます。
マシンの姿勢や前後バランス&減衰の兼ね合い&低速域と高速域のセッティングによって、同じマシンに乗っているのにも関わらず、メチャクチャ乗りやすくなったり、メチャクチャ乗りにくくなったりと、見た目上ほとんど変わらないにも関わらずとんでもない変貌をとげます。
サスセッティングが重要なのは理解できるが…
ですがですがですが、サスセッティングはメチャクチャ難しい……。
私も昔は、
となっていました(笑)。
ですが自分に合ったサスセッティングを出せるようになると、荒れているところでも安定するコトで転びにくくなり、カラダの無駄な力みが取れるコトで疲れにくくなり、恐怖感が薄くなるコトでアクセル開度が上がりスピードアップします。
とにかくメリットしかありません。
逆に合っていない場合は逆のコトが起こり、車体が弾かれ安定しないので転びやすく、恐怖心からアクセル開度が上がらず、スピードアップが難しくなり、平均速度が下がることでレース成績にまでも影響を及ぼします。
もちろんセッティングに疎い状態でも上達するコトは可能ではありますが、スピードはあるのに転びやすく不安定な成績で、「あの人転ばなければメチャクチャ速いんだけどなー」というライダーになってしまいます。
それはそれはメチャクチャもったいない話です…。
- マシンの姿勢の重要性
- サスセッティングの考え方4つ
- 具体的なオススメサスセッティング方法(3項目)
- その他補足的な内容3つ
- リバルビングのリアル経験談
- セッティング変更体験ワーク2つ
読者の声
拝読させていただきました。 コレは読むと救済されるライダー多数ではないでしょうか。僕自身調整迷宮に迷いこんで、「前後適当に緩めてもうわからないけどコレで良い」という状態で乗っていました。お恥ずかしいですが。 技術向上、怪我の防止の為にも今一度真剣にサスと向き合おうと思います。自分に合うように調整したいけどやり方が分からない、正解が分からない人、僕みたいに「分からないこんなもんやろ」状態で乗っている人達に是非届けていただきたいです!光が見えた気がします!貴重な情報ありがとうございます。
読ませていただきました!記事は凄く良いです!!自分くらいの「ヘナチョコライダー」は暗闇の中で少しの光を求めて右往左往状況の中、具体的のどうやって進めるか?効率的にするには?など、それらの方法が全然分かりませんでした。分かるのは「乗りづらい感」のみです(笑)。あと「こうするとこうなるでしょ?」みたいな答えが有って、そこからの対策行動方法があるので凄く良いです。実際に具体策案を教えてくれる人が少ない上、ネットは分かりきった事で欲しい情報が少ない印象でした。なのでこの記事は自分にとって凄いストライクゾーンって感じです!ありがとうございました。
この文章は、下記の購入ボタンから決済いただいた後、すぐお読みいただくことが可能です。
購入後は、有料ページに直接ジャンプします。
ブックマークする場合は、ジャンプ後のページでしてください。