ノウハウ

【実体験】JNCC&WEXでタイヤ選択を「X20」にすべき3つの理由

くんすけ@練習の虫(@kunuke5_com)です。

私は過去にJNCCで、「FUN-C表彰圏外→2年後COMP-Bシリーズチャンピオン」という「超・急成長」をしました。

え!?!?そんなエグイ人いるの!?!?」と思った方へ、私の自己紹介はコチラ

 

 

皆さんはJNCCやWEXなどの「レース出るぞ!!」と決めた後、「タイヤ選択」にメチャクチャ悩んだ経験はないでしょうか?

 

ライダーA
ライダーA
ビミョーーーーに雨予報が混ざっていたりしたら…。天気予報と日毎日「にらめっこ」してるかな~
ライダーB
ライダーB
あのドライ用にするか?一応マディ用にするか?どうしよう…

 

こんな感じで頭の中グルグル。

 

しかしです。

 

このタイヤを選んでおけばドライでも激マディでも全く問題なし!!という「魔法のタイヤ」が実は存在します。

 

実際に私は、COMP Bで4回優勝してシリーズチャンピオンになった年のレース全て、その「魔法のタイヤ」一択で出場しました(当時はFIMタイヤ規定はありませんでした)。もちろん、かちぱんドライから激マディまでありました。

 

この記事は以下の方に参考になります。

 

  1. ぶっちゃけタイヤ選択って何が一番良いの?と思う方
  2. ドライかマディでタイヤ選択を迷った経験がある方

「魔法のタイヤ」ブリヂストン BATTLECROSS X20

 

通称「ニーマル」です。

 

 

 

これを言うと、

 

「イヤイヤイヤ、あなたはブリヂストンの販売店のフレアラインのチーム員だからそのタイヤを宣伝したいだけでしょ?」

 

と、私を知っているスルドい方はツッコミを入れるかもしれません。

 

ですが、少し落ち着いてコチラをご覧ください。

 

 

 

私がフレアラインに入れて頂いたのはCOMP Aに昇格した年からです。

なので、私はこの時期「X20」をあえて自分で選択してレース出場していました

使い始めたキッカケ

コチラはもちろん師匠が使い始めたからです。

もちろんって何だ?って感じですが…(笑)

 

一緒にレース活動をするようになってからは、タイヤ選択は基本マネっ子して、たまに私がガレの多いコースでソフトコンパウンドを使用してました。

 

一方師匠に聞いてみると、

 

ソフトコンパウンドなんていらん!!

 

と言いながら硬いハイスピードタイヤを選択してました。

 

マネっ子だけでなく、自分でもタイヤ情報を取りにいきながら、メーカーのスタッフに質問したりして自分なりに知識を深めていきました

そして2020年になり、師匠がフレアラインに加入したと同時に、ブリヂストンタイヤを使用し始めました

選ぶべき3つの理由

ではJNCCでFIM規定が無い時は現在でも、レースはほぼコレ一択の「ヘビーユーザー」である(笑)私が、メリットを紹介したいと思います。

くんすけ
くんすけ
すべて私の実体験です!!

明らかにグリップ感が良い

ここでは3つの実体験を紹介します。

①マシン交換で感じた明らかな違い

これは結局出なかった2020年開幕戦前の、「大阪遠征」でプラザ阪下で練習した時の出来事です。

この年は師匠も私も同じ車体、2020年式YZ250FXに乗っていました。

 

 

基礎練エリアみたく細かいコーナーが連続している場所で練習してい時、話の流れは忘れてしまいましたが、「車体交換」をして乗り比べをしました。

師匠はノーマルサスペンションで前後X20を履いており、私はリバルビングしたサスペンションで他メーカーのハイスピード用の硬いタイヤを履いていました。路面コンディションはドライでした。

師匠のバイクに乗ってみた当初は、素直に「なんか乗りやすい?」と感じました。そして周回を重ねていくうちに「グリップ感」に明らかに違いがあったことに気が付きました。

特に違いを感じた点が、「滑る小回りのコーナー」でした。私の車体はリアが簡単にスライドしてしまいとても走りにくく感じましたが「自分の技術ではこんなもんかな?」程度しか思いませんでした。

しかし、師匠のバイクで同じ個所を走ってみると今の自分の技術でも「リアが滑らない」ではありませんか!?とてもスムーズに走行することが出来ました。

これには驚きを隠せませんでした。

この体験で「よし!このタイヤをレースで使ってみるか!」と決意しました。

 

➁成績爆発!WEX爺ヶ岳

この年はコロナ騒動の真っ最中であり、医療従事者の私は開幕戦の大阪をスキップした上、九州ラウンドが中止になったこともあり、この「X20」を始めて使用したのは、以前の記事で紹介した「WEX爺ヶ岳」でブッチギリ総合優勝した時からです。

サラリーマン必見!バイクに乗らずに上達する方法こんにちは。 練習の虫くんすけ(@kunuke5_com)です。 皆さんはバイクに乗らずに上達する方法が存在すると思いますか...

 

この時の感動した体験は今でも忘れません。

 

2020年の私の開幕戦となってしまったWEX爺ヶ岳でしたが、当時はまだ「COMP-A」のライダーも沢山WEXに出場していた頃でした。ちょいマディで、特別ルールでガレの緩い上りが長距離続く「コンプガレ」が使用されるという、WEXにしてはハードモード設定…。

 

「Aのライダーが沢山出てるし勝つのは難しいと思うけど、落ち着いて走るように!」

 

うる覚えではありますが、このようなニュアンスのアドバイスを頂きました。

スタート位置で並んでいる時も、隣の人がMX-IBだったらしく身内の方と、「もともと速いから大丈夫でしょ~」みたいなコトを話しており、まぁ、「みんな速そうだし、入賞出来ればよいかなー」程度にしか思っていませんでした。

そして、私は「後ろからスタートするスタイル」だったので後方からスタート。

その後すぐ、初めて履くタイヤ「X20」のスゴさを実感しました。

 

「なんだこのタイヤは!?アクセルを開ければどこでも鬼グリップじゃないか!?ゲレンデ区間はもちろん、緩いキャンバーコーナー、軽く滑るウッズの中、ガレも全部メチャクチャ進むやん!!!」

 

とヘルメットの中で走りながら騒いでました(笑)。

 

余りにもそれが衝撃だったので夢中で走っていたら、気が付いたら周りに誰もおらず、見ていた人が、

「1周目はブッチギリで戻ってきて、2位とも相当離れていたし、3位以降はかなり待ってもなかなか戻ってこなかった」

と後で言われました。

そして、なんとベストラップもCOMP-Aライダー含めて1位でした。

 

 

COMP-Aライダーの方々は様子見で本気で走ってなかったからだと思います。

確かに「X20」のグリップ感があまりにもスゴすぎて「今日はメチャクチャ乗れてるな~」とは思ってましたが、全ライダーの中のベストラップをたたき出すとは夢にも思いませんでした。

この感動を体験したら、他のタイヤはもう使えませんよね~。

分かりやすいくらい圧倒的に良かったです

 

③明らかな違いを感じた山練習

私は林道ライダー出身なので、定期的に山練習を現在も行ってます。

基本的に私は「ケモノ道」のようなところで練習をするので、ガケ落ちの危険がある細いところに「ガレ」や「木の根」が連続してあるようなセクションも走ります。

そのような場合「フロントタイヤのグリップ感」がとても重要となり、逆にグリップ感を感じないと「恐怖感」があったり、急にフロントがハジかれてアクセルを開けることが出来ませんし、最悪ガケ落ちします。

これは「X20」を履き続けていた時期に、たまたまストックとしてあった違うメーカーのフロントタイヤを使ってみた時に分かったことです。

 

「え?今日なんか全然ダメ??フロントがあっちこっちにハジかれし、何より怖くてアクセルが開けられない…。すごく調子悪いんですけど…。」

 

帰って即タイヤ交換をし………てもらいました!(笑)

このように、タイヤはリアをメインとして決められるコトがあるかもしれませんが、「X20」のフロントの接地感は「バツグン」です!!

 

マディでもイケる!

「鬼グリップ」なコトは分かって頂けたと思います。

私的に更に「押し」たいのが、「X20」はそもそもコンパウンドが硬い「雨に強いタイヤ」なので、「マディ」でもイケちゃうところです。

上記のWEXの2週間後にJNCCがありました。

その時の画像がコチラ。

 

WEX爺ヶ岳マディ➁ 爺ヶ岳マディ①

 

未だかつてないくらいの激マディでした…。

ありとあらゆるところで沢山の人が「イゴイゴ」しておりました。

ガレ区間は、雨量が多すぎて本来の姿である「川」に戻っていたセクションもありました(笑)

この時も「X20」のスゴさが発揮され、皆がイゴイゴしてる中をAAクラスの激速ライダーたちと同じように、ゲレンデをアクセル全開で走ってました

この時もBクラスの2位に1周差を付けて優勝し、人生初の「JNCCで優勝」を経験しました。総合も20位で、ライブリザルトで初の1ページ目に名前登場。

そんな位置で走っていたので、途中でマシントラブルで苦戦している師匠と遭遇してかなり驚きました。もちろん後でしっかり差を付けられましたが…(笑)

あまりにも嬉しすぎて、ゴールした直後はヘルメットの中でコッソリ泣きました。

 

くんすけ
くんすけ
記事を見たみなさん泣いたのは秘密ですよ!(笑)

低圧にすればガレ場もイケる!

ドライでもマディでも威力を発揮するのは分かって頂けたと思います。

それに、「ガレ場もイケる」が加わります。

今は開催されなくなってしまいましたが、他にも類を見ない「ガレセクション」が多いコースである「爺ヶ岳」で上記のような成績を出せたので分かってもらえるとは思います。

ガレはコンパウンドが柔らか目の「ガミータイヤ」がとてもよく、ブリヂストンのタイヤでは「E50エクストリーム」がそれに当たります。

しかし、「ガミータイヤ」はマディだとブロックが柔らかく土に刺さらずグリップしないため、ウッズや土路面でタイムロスしてしまいます。

一方「X20」は、低圧(0.4kPa程度)にすればブロックで「ガレを掴む」ように進んでくれるので、「ガミータイヤ」のような特性を出せるそうです。

実際に普段の練習はもちろん、レースでもFIM規定が無いコースでは「X20」を履いてますが、ガレでも全く問題ありません。

おわりに

今回は「X20」をゴリゴリのゴリ押しする内容となりました。

この記事を読んで、

 

「よし!!そんなに良いなら試しに使ってみるか!!」となったそこのあなた。

 

 

いいですか、今から1番大事なコトを言いますよ。

 

 

ココが今回の記事で一番大事ですよ。

 

 

 

 

タイヤ注文はフレアラインでお願いします!!!

https://www.flair-line.jp/

 

この記事を読んで参考になったという方、私とのお約束ですよ。

 

タイヤ交換がネックだな~~と私と同じことを思っている方(笑)は、タイヤを購入して頂ければJNCCの会場でホイールを外してそのまま持ち込むだけで、タイヤ交換してくれるサービスもありますので是非ご活用ください。※WEXでは行っておりません。

 

あと私の専属メカニック(親父)いわく、ブリヂストン製のタイヤはタイヤの取り外し&組付けが他メーカーと比べて楽みたいです。私はタイヤ交換出来ないので分かりませんが…(笑)

 

内容は以上となります。

この記事が皆さんのオフロードライフに少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。